2016年2月24日(水)

フォトニクスイノベーション・ビジョンワークショップ

開催日 2016年2月24日(水)
開催場所 東京大学駒場リサーチキャンパス 先端科学技術研究センターENEOSホール
アクセス https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html
キャンパスマップ https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access /campusmap.html
主催 東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構
共催 研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
技術研究組合光電子融合基盤技術研究所(PETRA)
東京大学生産技術研究所光電子融合研究センター(CPEC)
協賛 一般財団法人 光産業技術振興協会(OITDA)
参加費 無料

対象

光技術者および関係の社会人、大学院・学部学生

プログラム

14:00 趣旨説明
荒川泰彦(東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 機構長)

14:10 田浦 健次朗(東京大学教授)
並列計算と通信性能 - 高性能光ネットワークはHigh Performance Computingを(どう)変えるか?

14:35 久門 耕一(富士通研究所取締役)
Exaスケール後を狙うためのコンピューティングアーキテクチャ

15:00 佐野 健太郎(東北大学准教授)
FPGAによる新しい高性能・高効率計算パラダイムと数値シミュレーション応用への取り組み

15:25 中村 隆宏(PETRA研究統括部長、東京大学客員教授)
未来コンピューティングに向けた小型・低消費電力・大容量光トランシーバ

15:50  休憩

16:05 パネル討論
司会:藤田 友之(PETRA専務理事)
パネリスト:講演者

17:05 閉会

活動報告

東京大学・駒場リサーチキャンパスのENEOSホール で、”未来コンピューティングと光電子融合”をテーマに「第1回フォトニクスイノ ベーション(PI)・ビジョンワークショップ(WS)」を開催しました。

このワークショップは機構が光電子融合基盤技術研究所(PETRA)、東京大学生産 技術研究所光電子融合研究センター(CPEC)と共催で開催しました。NEDO・超低 消費電力型光エレクトロニクス実装システム 技術開発プロジェクト(経済産業省未 来開拓事業)に基づいて、機構は1015年10月から人材育成、成果普及を目的にフォト ニクスイノベーション共創プログラムを推進していますが、今回のWSはその一環とし て光電子融合技術を将来のスーパーコンピューティングや大規模並列計算技術に展開 するため、講師にスパコンや大規模並列計算などの第一線研究者を招き、シリコン フォトニクスを研究する機構やPETRA研究者との異分野融合による討論を通じ、ビ ジョン形成を図る目的で持たれました。

第1回ビジョンWSでは東京大学の田浦健次朗教授、富士通研究所の久門耕一取締 役、東北大学の佐野健太郎准教授をお迎えして、それぞれの立場からコンピューター の高速性能を律している要素・課題などをご講演いただきました。また東京大学客員 教授の中村隆宏PETRA研究統括部長が未来コンピューティングに向けた小型・低消費 電力・大容量光トランシーバーの性能や目指す方向性を講演しました。

4名のご講演後、藤田友之PETRA専務理事が司会を務め、ご講演者によるパネル討論 に移り、会場からの質問と討論がありました。光インターコネクションのユーザーと ベンダーと立場を異にする研究者が将来の飛躍的なコンピューティング性能実現に向 けて、光トランシーバーの性能はどこまで上がるのかといった質問や使い勝手への注 文まで、双方向からあり、将来の光インターコネクションのあり方をめぐる議論が交わされるなど、各レイヤーを交えたビジョン形成に一役果たしたといえます。

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