2016年7月21日(木)

第2回 フォトニクスイノベーション・ビジョンワークショップ

開催日 2016年7月21日(木)
開催場所 東京大学・駒場リサーチキャンパス ENEOSホール(先端科学技術研究センター3号館南棟1階)
キャンパスマップ:https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html
アクセス:https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access /campusmap.html
参加費 無料

テーマ:次世代コンピューティングと光電子融合技術

プログラム

13:00 受付開始
13:30 司会:中村隆宏(東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構・客員教授)
開会挨拶 荒川泰彦(東京大学 ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構長)
13:40 都築直史(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)IoT推進部・部長)
「IoT動向とNEDOの取組」
14:20 松岡聡(東京工業大学国際情報センター・教授)
「超並列コンピュータTUBAMEと光配線(仮題)」
14:50 川村龍太郎(NTT 未来ねっと研究所・所長)
「エッジコンピューティングについて」
15:20 佐藤敦(NECデータサイエンス研究所・主席研究員)
「画像認識と機械学習」
15:50 臼杵達哉(技術研究組合光電子融合基盤技術研究所・主幹研究員)
「次世代コンピュータのための光電子集積技術:光デバイスの視点から」
16:20 【休憩】
16:35 パネルディスカッション
モデレータ:上條 健(東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構・特任教授)
パネラー:都築直史 松岡聡 川村龍太郎 佐藤敦 臼杵達哉
17:35 閉会挨拶 田原修一(技術研究組合 光電子融合基盤技術研究所・専務理事)
17:45 懇親会

終了後、懇親会を生産技術研究所・E棟2Fラウンジにて開催します。 (会費:1000円)
会場:東京大学・生産技術研究所・E棟2Fラウンジ

活動報告

NEDOプロジェクト「超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術」の成果活用と人材育成を目的とした‟フォトニクス・イノベーション共創プログラム」の活動の一環として実施しました。 今回のワークショップの趣旨は、IoT時代を迎えて重要性が高まるコンピューティングについて様々な視点から次世代コンピューティングの姿をと光電子集積技術の活用についてのビジョン形成を目指しました。

NEDO・IoT推進部の都築部長より、IoTに関する最新の動向とNEDOの取組が紹介され、政策的にも重要な分野の位置づけであること示されました。東京工業大学の松岡教授は、ムーア則が破たんすることを見据えたポストメニコア化のスーパーコンピュータアーキテクチャ像を示され、光配線ネットワークへの期待を述べられました。 NTT未来ねっと研究所の川村所長から、IoT時代にリアルタイム性やセキュリティ性の高いリアルタイム性やセキュリティ性の高いコンピューティングの要求からみたエッジコンピューティングについての紹介とアーキテクチャ像が示されました。 アプリケーションの視点から、NECデータサイエンス研究所の佐藤主席研究員は機械学習と画像認識について大量データ対応の重要性を指摘しました。 光集積技術について、PETRAの臼杵主管研究員は、シリコンフォトニクスに関する最近の成果を紹介したのちにコンピュータ内部の光インターコネクションのケーススタディを示されました。 引き続き行われたパネルディスカッションにおいては、さらに講演内容に関する議論が行われ、IoT時代に向けたデータ処理指向のコンピューティングに関する議論が進み、光集積技術により達成されるべき性能指数が提示されました。

以上のように、コンピュータアーキテクチャ、ネットワークコンピューティングおよびビッグデータ処理とシリコンフォトニクスを中心とする光電子集積技術の分野を越えた議論により光配線ネットワークなどの光電子集積技術の将来ビジョンに資する交流と議論の成果が得られました。

PAGETOP