フォトニクスノベーション・ビジョンワークショップ

東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構が推進するフォトニクス・イノベーション共創プログラムは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)プロジェクト「超低消費電力型光エレクトロニクス実装システム技術」に関わる成果普及と人材育成を目的としています。フォトニクスイノベーション・ビジョンワークショップは、プロジェクトで創出された成果をはじめ、光電子融合技術の社会実装に向けての将来ビジョン形成を目的として開催をしています。

フォトニクスは、広帯域性や多様な多重化技術、長距離低損失伝送などの特長を有し、電子工学と融合することにより、様々なイノベーションを起こすことが期待されています。殊に、シリコンフォトニクスには、LSIと光回路との集積化を可能として、LSIやそれらを用いるシステムに大きな変革もたらします。このような期待に応えるために、フォトニクス技術の社会実装をどのように実現していくべきかの将来ビジョンの形成が重要です。社会的・経済的背景や周辺分野の動向を俯瞰的に整理しながら、フォトニクスの果たすべき役割を議論するワークショップを開催しています。これまでに、スーパーコンピューター、クラウド/エッジコンピューティング、AIやIoTとフォトニクス技術の関りについての議論を重ねてきています。今後とも、様々な分野へのフォトニクス技術の展開を目指して、フォトニクスと異分野間の交流の場としてのワークショップを通じて、ビジョン形成を目指します。多くの方々が議論に参加していただくことを期待しています。

これまでのフォトニクスイノベーション・ビジョンワークショップの様子。幅広い分野からフォトニク技術への期待と役割が議論されています。パネルディスカッションでは、多くの参加者からの意見も述べられて、ビジョンの醸成が進んでいます。

PAGETOP